産後ママさんの動作は授乳・オムツ替えなどなど一日中前かがみの動作が多く姿勢のよくない状態が続きます。肩は内側へ入り猫背や巻き肩、肩こりを起こしやすくなり…
腰は曲げた状態を続け赤ちゃんの抱き抱えや抱き下ろしで腰に負担がかかったり…
前かがみ動作はどうしても必要な動きですが、今回は産後ママさんの体に負担のかからないような簡単な動きですぐ改善できる方法をご紹介したいと思います!早速やってみましょう♪
授乳、抱っこ姿勢
- 背中にクッション、座布団や枕でも可を用意しましょう。
※なるべく硬めのクッション、座布団、枕などを用意。 - 壁やソファーなどよりかかる場所とご自分の背中の間に挟む。
挟む事で骨盤が立たされ、良い姿勢を作る事ができ体への負担も減ります。 - 肘、膝、腰90°体幹に重くぶら下がっている四肢(両腕と両脚の4つ)の重さを体幹から解き放しテーブル、机、ソファーの肘掛け、椅子などに四肢の重さを分散させましょう。
※ここで大事なのが肘、膝、腰の角度です。
テーブルや肘掛けでは肘を中心に90°に!
椅子やソファーに座る際には膝を90°に!
腰は深く座りお尻から太腿を90°に!
授乳、抱っこ姿勢 Ⅱ
- 目の高さ 作業をする対象物を目の高さに合わせる(目の高さに近づける)事により首や腰の曲がる角度が少なくなり首こり、肩こり、腰痛の予防に繋がります。
- ベビーベッドの高さをママさんの腰の高さに調節し腰の負担を軽くしましょう。
ベビーベッドのあるお家でよくある光景ですが、ベッドの高さを低いままで調整をしないまま赤ちゃんのお世話をしていらっしゃるママさんをよくお見かけします。
<低いままだとなんでダメ?>
低いままですと腰をかがめる角度がたくさんつきそこから赤ちゃんを抱っこする際下から上に持ち上げる力もたくさん必要になります。
ここまでご紹介した「1.背中にクッション」「2.肘、膝、腰90°」「3.目の高さ」はPCやスマホを使っているときにもいえることです。また椅子、ソファー、電車、車、テレビなど生活の中のふとした動きの中に取り入れる事で疲れない痛みのない体、美しい体を作っていく事ができます。ご自宅ではいつでもできると思いながらなかなか気をつける事が難しい時はお出かけをされた際にトライしてみましょう!電車の中、お食事の場所、お集まり事などなど、人前ではいつもよりキリッとしたご自分を作ろうと頑張るものですね。「背中にクッション」は物理的に難しいですが、「2.肘、膝、腰90°」「3.目の高さ」は意識を深める事によって疲れない美しいお身体を手に入れるチャンスシーンではないかと思います。そして、産後のダメージを負ったお体には疲れにくいお体づくりや日々の姿勢の意識だけではなく産後のケアが必要です。産後の不調は私たちプロにご相談してくださいね!