出産を無事に終えられて、赤ちゃんの育児にも慣れてきた頃気になってくるのが産後の体型の変化かと思います。産後の骨盤矯正を始めるのに適している時期はいつなのでしょうか？また、産後のケアは何からスタートするのがいいのでしょうか？
出産後もお体にはたくさんの変化があります。赤ちゃんの成長に伴い大きくなった子宮が元に戻って行ったり、ホルモンバランスの崩れにより肌荒れが起こりやすかったり、寝不足により免疫力が低下したり・・・。赤ちゃんのお世話に追われ、なかなかご自身の体に意識を向けることができないかもしれませんが、産後のお体にも目まぐるしい変化が起こっているのです。ですので、産後すぐにエクササイズをスタートするのはオススメできません。産後1ヶ月頃迄はお布団を敷きっぱなしにして赤ちゃんのお世話だけに集中し、休める時には横になることがオススメです。肉体的にも精神的にもしっかりと安静にして休息を取ることが必要な期間とされています。（昔から産後3週間（産後21日）のことを「産後の床上げ」というそうで安静にする必要があるよと言い伝えられています。）
そして、産後1ヶ月をすぎて少しずつお体が回復してきた頃に産後の骨盤のケアやストレッチを始めるのがオススメです。エクササイズは骨盤ケアを済ましてから、筋力も戻ってきた産後3ヶ月頃からスタートしましょう。急に激しい運動を始めるのではなく、ストレッチやヨガ、ウォーキングなど軽度のものからスタートし。徐々に強度を上げていくようにしましょう。ご自身でできる骨盤ベルトや骨盤体操を用いての骨盤ケア方法もありますが、産後の不調を抱えているお体には産後骨盤矯正で骨盤だけでなく全身一緒にケアするのがオススメです。
＜産後骨盤矯正を受けるのにオススメの時期について＞
自然分娩の場合は産後1か月後以降から
骨盤矯正は「通常分娩」でのご出産の場合は産後1か月後の筋力が回復してくる時期がオススメです。骨盤矯正は早ければ早い方が良いという情報もありますが、実際には産後の体力や機能の回復が最優先です。早期に骨盤矯正を受けても骨格が整う準備ができていないため、効果がでず腰痛などの痛みが改善されない（またはその場限り）可能性が高いのです。出産後直ぐは安静に過ごしていただくのが一番オススメです◎日中、赤ちゃんが落ち着いて寝てくれているとついつい家事をしたり動きたくなってしまいますが、産後のお体は想像以上にダメージを受けています。お子さまのスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている寝顔を見ながらぜひ一緒に横になりましょう！眠気がなくても横になっているだけで体を休めることができます。夜間も授乳やお世話で起きることが多いと思いますので、特に産後1ヶ月頃までは赤ちゃんと一緒にゆったり過ごすよう意識されてみてください。
帝王切開の場合は産後3か月後以降から
「帝王切開」でのご出産の場合は傷口や見えない内臓の回復も含めて通常分娩よりも期間が必要となってきます。産後3か月後が一番安全でオススメの時期です。出産後直ぐは安静に過ごしていただくのが一番オススメですが、産後に腰痛や肩こりでお悩みのママさん達も多いです。また、痛みがある中での育児、家事はとても大変です。産後すぐからできる骨盤ケアについてご紹介します。
＜産後すぐからできる骨盤ケアについて＞
妊娠中に利用していたさらしや骨盤ベルトを骨盤周りに巻いて、妊娠中に落ちてしまった骨盤周りの筋力をサポートして支えてあげる骨盤・腰回りの負担が少し軽減します。
【骨盤ベルト（さらし）の効果的な巻き方について】
■ポイント１：骨盤ベルトはつける位置がとても重要です。
仰向けで装着すると巻きやすく固定力が上がりますので、慣れるまでは仰向けで装着しましょう。①骨盤の中央部分（仙骨）と②骨盤の前部の接合部分（恥骨結合）と③前太ももの張っている部分（大転子）の3点を結ぶラインにつけてみましょう。
■ポイント2：締め付けの強さもとても重要です。
きつく締め付けすぎないように注意しましょう。装着後には恥骨のあたりに手のひらが入るかチェックしましょう。少し面倒に感じますが、使用中にベルトがズレてきたら、正しい位置に巻き直すことが大切です。
まとめ
出産後に変わってしまった体型の変化に多くのママさんが悩まれています。妊娠生活で筋力も落ちてしまっていますので、産後にあったケア方法が必要です。体型を早く戻したいからと焦ってエクササイズをスタートすると思わぬ不調を招くことにもなりますので産後のケアは国家資格を持った産後のプロにお任せください！弊社では、ご不調の根本的な解決のお手伝いをしておりますので、ぜひ一度ご相談ください。