「肩こり」は産後のママさんのお悩みで特に多い症状です。ご不調を感じていてもなかなか自分のための時間を作ることが難しいママさんは、肩こりがひどくなって頭痛を引き起こし寝込むことになってしまったり、中にはひどいめまいや吐き気に悩まれたりする場合もあります。以前からの慢性的な肩こりだからと放っておくと後々大変辛い思いをされることもあります。今回は肩こりがひどくなる前に、ひどくなってしまった肩こりへの対処法をご紹介します。
※ズキズキとした痛みや熱感がある場合はなんらかの原因で炎症が起こっている可能性がありますので、整形外科や医療機関の受診をオススメします。
<ひどくなってしまった「肩こり」への対処法>
① 正しい姿勢を思い出す
人間の頭の重さは約5kgほどあると言われています。肩こりがひどい時頭の位置が首よりも前に出てしまっている場合が多いです。
壁や床を使って正しい位置を思い出しましょう。
やり方(床で行う場合)
・仰向けで行います。(膝を立てるとよりやりやすいです。)
・両腕は手のひらを上にして脱力しましょう。
・左右の肩甲骨を寄せるように意識しましょう。
・胸を天井に突き上げるイメージで張りましょう。
・ゆっくり呼吸を行いましょう。
② 温めて血流促進
お風呂で肩までゆっくりと浸かり、血流をよくすることが理想ですが、お子さんが小さいうちはなかなかお風呂にゆっくりと浸かるこが難しいと思います。
そんな時は貼るカイロやレンジで繰り返し温めて使える湯たんぽ(あずきのものがおすすめです。)で肩や肩甲骨周りを温めることがおすすめです。
③ ストレッチで巡りをよくする
頭痛が引き起こされてしまっている場合は少しでも動くとさらに辛く感じてしまうかもしれません。
壁を使った動きの少ないストレッチを試してみましょう。<肩甲骨周りの動きをよくするストレッチ>
いずれも無理のない範囲で行ってみましょう。
<肩甲骨周りの動きをよくするストレッチ>
(図はイメージです。)
⑴ 壁の横に立ち、右腕を耳の高さまであげて手のひらの小指側を壁につきます。
⑵ 図のように腕を残したまま体は前に意識します。
⑶ 肩甲骨・胸周り・腕がストレッチされているのを感じるでしょうか?
⑷ 30秒〜1分程ストレッチしていき、反対側にチェンジします。
<肩回しのストレッチ>
① 図のように、右手の指先を右肩に、左手の指先を左肩におきます。
② 肘で円を描くように大きく動かします。
(※左右の肩甲骨が動いていることを意識して動かしましょう!)
③ 10回ほど繰り返しましょう。
ポカポカ温まってくると思います。
座ってでも立ってでもできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ストレッチは簡単に行うことができますので、肩こりがひどくなる前に授乳や赤ちゃんのお世話の後やたくさん抱っこして疲れたなという時にぜひやってみてください。また、施術では矯正等も行いながら根本的な改善を行っております。慢性的な肩こりでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。