骨盤というと骨格に注目しがちですが、
骨盤を覆っている筋肉の骨盤底筋群のケアも大事なことなのです。
産後は特に尿漏れといったことがよく起こります。
ここでは骨盤底筋群の役割と自宅で簡単にできるエクササイズ方法をご紹介します。
骨盤底筋群はどんな役割があるの?
主に「子宮環境を整えて」くれています。
1.骨盤内の内臓を支えている
2.子宮環境を整える
3.尿道や膣、肛門を引き締める
骨盤底筋群を鍛えると骨盤内の血液やリンパの流れがよくなり、
子宮や卵巣の環境を整えることにつながります。
子宮や卵巣は冷えが大敵と言われていますので、血液やリンパが巡るいい環境にすることで、
女性ホルモンのバランスを整えることができます。
ご出産を経験すると、骨盤底筋群の筋肉が使いづらくなり、
そのまま放っておくと筋力が弱くなってしまいます。
すると「ポッコリお腹」や「たれ尻」の原因になったり、
子宮脱や膀胱脱、尿漏れ等の心配もでてきます。
自宅でできる骨盤底筋群エクササイズ
1.うつ伏せ、または仰向けに寝ます。
2.肛門を締め、おしっこを止めるような感じで10秒キープ。
(同じく5~10回/日繰り返しましょう)
息は止めずにゆっくり呼吸し続けましょう。
歯を食いしばったり、手を握るほど力を入れてなくて大丈夫です。
最初は力が入っているのかどうかわかりづらいですが、
続けていくと鉛筆を挟んでも落ちないような締め方の感覚がわかってきますので気長に続けていきましょう。