妊娠中・産後のお悩みで一番多いのが腰痛です。妊娠中に起きる腰痛は出産に備えて緩んだ骨盤を腰回りの筋肉で支えようとするために負担がかかり起こることがほとんどです。お腹が大きくなるのに伴い腰痛が悪化することも多いため骨盤ベルトやさらし、ガードル等の着用が推奨されています。
産後の腰痛は骨盤の歪み、分娩時のダメージ、育児によるお体の使い方から影響を受けたり、ホルモンバランスの崩れによって引き起こされたりと原因は様々ですが、骨盤を固定すると痛みが緩和することが多いので、巻くのが簡単な骨盤ベルトでの固定がおすすめです。今回は骨盤ベルトの効果的な利用方法と利用する時期についてご紹介したいと思います。
骨盤ベルトの効果的な巻き方について
■ポイント1:骨盤ベルトはつける位置がとても重要です。
仰向けで装着すると巻きやすく固定力が上がりますので、慣れるまでは仰向けで装着しましょう。
①骨盤の中央部分(仙骨)と②骨盤の前部の接合部分(恥骨結合)と③前太ももの張っている部分(大転子)の3点を結ぶラインにつけてみましょう。
■ポイント1:骨盤ベルトはつける位置がとても重要です。
仰向けで装着すると巻きやすく固定力が上がりますので、慣れるまでは仰向けで装着しましょう。
①骨盤の中央部分(仙骨)と②骨盤の前部の接合部分(恥骨結合)と③前太ももの張っている部分(大転子)の3点を結ぶラインにつけてみましょう。
■ポイント2:締め付けの強さもとても重要です。
きつく締め付けすぎないように注意しましょう。装着後には恥骨のあたりに手のひらが入るかチェックしましょう。少し面倒に感じますが、使用中にベルトがズレてきたら、正しい位置に巻き直すことが大切です。
<骨盤ベルトの利用時期について>
骨盤ベルトを巻いていると骨盤周りが固定されるので、安心して動くことができます。ですが、骨盤ベルトをずっと巻いて過ごしていると本来のご自身の筋力の戻りが悪くなってしまいます。骨盤ベルトの利用は長くても産後3ヶ月迄がオススメです。産後1ヶ月頃から、骨盤矯正や無理のない範囲で骨盤体操を始めていくことで、骨盤ベルトの代わりとなるご自身の筋力を回復させていきましょう。
骨盤体操のやり方
姿勢はうつ伏せでやりましょう。
① 左右のつま先の内側をぴったりとつけます。
② 左右の脹脛の内側もぴったりとつけます。
③ 左右の太腿の内側もぴったりとつけます。
④ 左右の脚全体をぴったりとくっつけたままお尻の穴をキュッと締めましょう。
⑤ そのまま、恥骨をお布団にくっつけるようにして10秒キープ!
⑥10秒キープが終わったら、ゆっくりと緩めていきます。
(※この時パッと力を抜いてしまうと骨盤もパッと広がってしまうので、ゆっくりじんわり力を抜いていきます。)
① 〜⑥を1セットとし、10回程度繰り返します。
産後の腰痛は骨盤ベルトを巻いていると緩和され痛みがない時と同様に動けるようになることが多く、後回しにしてしまいがちの症状です。
動けるからと後回しにしているとぎっくり腰を引き起こしてしまったり、慢性的な腰痛になってしまいます。また、骨盤ベルトに頼りきりになってしまうとご自身の筋力を回復させていくのにとても時間がかかります。弊社では、国家資格を持った産後のプロがご不調の根本的な解決のお手伝いをしております。妊娠中・産後の腰痛でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。