産後の育児中の肩関節周囲炎の原因と改善方法とは

抱っこで肩がつらい・・・

 

赤ちゃんを抱っこしていると、肩の前側がズキッと痛んだり、腕を上げると引っかかるような違和感があったり、夜中に寝返りをうつだけで肩がうずくことがあります。 「育児が始まってから肩が痛い」「抱っこがつらくて」そんな声はとても多く、決してあなただけではありません。産後の肩の痛みは、いわゆる 肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん) と呼ばれる状態に近いことがあります。 一般的には「四十肩・五十肩」として知られていますが、実は育児中のママにも起こりやすい症状です。肩関節周囲炎は、肩の関節まわりの筋肉や腱、靭帯が炎症を起こし、痛みや動かしづらさが出る状態。 育児の動作は肩に負担が集中しやすく、産後の体の弱さも重なって、痛みが出やすくなるのです。

 

 

なぜ育児で肩関節周囲炎が起こるのか

産後の肩トラブルには、いくつかの典型的な原因があります。 ここでは、育児中に肩関節周囲炎が起こりやすい理由をわかりやすく説明します。

 

抱っこ姿勢の負担

赤ちゃんを抱っこするとき、腕を前に突き出すような姿勢になりやすく、肩の前側の筋肉(大胸筋・上腕二頭筋)が常に緊張します。 この状態が続くと、肩の腱に炎症が起こりやすくなります。

 

授乳姿勢のクセ

授乳中は前かがみになりやすく、肩が内巻きの姿勢になります。 肩甲骨が広がり、肩関節が不安定になり、痛みが出やすくなります。

 

産後の筋力低下

妊娠・出産で体幹が弱くなると、肩や腕の筋肉が代わりに頑張りすぎてしまいます。 その結果、肩の腱に負担が集中し、炎症が起こりやすくなります。

 

ホルモンの影響

産後は関節を支える靭帯がゆるみやすく、肩関節も不安定になりやすい状態です。 不安定な関節を支えるために筋肉が過緊張し、痛みにつながります。肩関節周囲炎は「肩だけの問題」ではなく、産後の体全体の変化が影響しているのです。

 

 

肩関節周囲炎を放っておくとどうなる?

肩の痛みは自然に軽くなることもありますが、育児中は負担が続くため、放置すると悪化しやすいのが特徴です。放置した場合に起こりやすいトラブルには、次のようなものがあります。

・腕が上がりにくくなる(可動域の低下) 

・抱っこや授乳がつらくなる 

・肩こり・首こりの悪化 

・背中の張りや腰痛へ広がる 

・夜間痛で眠れなくなる 

・育児のストレスが増える

 

肩関節周囲炎は、痛みが長引くほど回復に時間がかかる傾向があります。 早めのケアがとても大切です。

 

 

今日からできる肩のケア

産後の体はデリケートな状態です。無理をせず、できる範囲でケアを取り入れることが大切です。

 

抱っこ姿勢の見直し

・赤ちゃんを自分の胸に近づける 

・肘を軽く曲げ、腕だけで支えない 

・片側抱っこを避ける 

・抱っこ紐は高めに調整 

これだけで肩の負担は大きく減ります。

授乳姿勢の工夫

授乳クッションを高めに使い、前かがみにならないよう意識します。 背もたれに深く座り、肩をすくめないようにしましょう。

 

肩甲骨まわりのストレッチ

肩関節周囲炎は「肩甲骨の動き」が鍵になります。

 

・肩甲骨をゆっくり後ろに回す 

・胸を開くストレッチ 

・深呼吸で肩の力を抜く 

どれも1分でできる簡単なケアです。

 

温める

痛みが強いときは、肩を温めることで血流が改善し、痛みが和らぎます。 湯船につかるのも効果的です。

 

 

骨盤矯正が肩の痛みに効く理由

肩の痛みなのに「骨盤?」と思うかもしれませんが、実は深く関係しています。

・骨盤がゆがむ 

・背骨が傾く 

・肩甲骨の位置がズレる 

・肩の筋肉が常に緊張する 

つまり、肩関節周囲炎の根本は「体の土台」である骨盤にあることが多いのです。

 

産後専門の整体では、 

・骨盤の安定化 

・背骨の調整 

・肩・首・背中の筋肉の緩和 

・正しい姿勢の再教育 

などを組み合わせ、肩の痛みを根本から改善していきます。

 

 

さいごに

正しい姿勢と少しのケア、そして必要に応じた骨盤矯正で、肩関節周囲炎は必ず軽くなります。 一人で抱え込まず、体を大切にしてあげてくださいね。