産後も戻らない体重の原因とは

悩んでない人はいない!?産後の体重について

妊娠中はお腹の中で赤ちゃんが育つため、その分体重が増えます。また、赤ちゃんの成長に必要な脂肪や血液、羊水などによっても体重は増えます。個人差はありますが、出産時には10kg前後体重が増えることになります。出産が終わると体重は元通りになると思っていると、なぜか戻らないというお悩みを多くききます。出産を終えても思っていたより体重が減らないということはよくあることで、産後ママさんのお悩みのひとつです。

 

妊娠中の体重増加の内訳とは

妊娠中の推奨体重増加量はBMIによって決まると言われますが、一般的な目安としては7kg〜12kgほど体重が増えることになります。その体重が増加した分の内訳は、赤ちゃんが約3kg、胎盤や羊水などが約1kg、妊娠により増加する脂肪や血液などが3kg〜8kgほどです。個人差はありますが、出産後約4kg体重が落ちることになりますが、妊娠中に蓄えた3kg〜8kgの脂肪や血液などが残ります。これらが体重が落ちていない原因のひとつとなる場合が多いです。

「産後も戻らない体重」の原因とは?

出産後は思ったように体重が減らないということがよくあります。前述したとおり、出産後も妊娠中に蓄えた脂肪や血液などで、妊娠前よりも3kg〜8kgほど体重が増加した状態となります。しかし、出産後に体重が減りにくくなっていることにはその他にもいくつかの原因があります。

1.筋肉量の低下

妊娠中から10カ月以上運動もできない状態で、筋力が低下しています。筋力がなくなると、代謝が悪くなり痩せにくくなります。これが「痩せにくい体質」と言われる状態です。

 

2.骨盤の歪み

妊娠中から産後にかけてホルモンの関係もあり骨盤が開きます。その状態のままだと内臓の位置が下がり、骨盤内の血行不良がおこります。これもまた代謝が悪くなる原因であり、ぽっこりお腹の原因でもあります。

 

3.食事量が植えている

出産後は食事のコントロールが難しいというママさんの声をよく聞きます。赤ちゃんのお世話などで食事の時間が不規則になるのと、母乳育児による空腹感・食事量の増加、なれない育児でストレスが溜まり食欲が増加してしまうからです。

「体重増加」は骨盤矯正で変わる?

このような質問を受けることが多いですが、答えは「はい」です。骨盤矯正で産後の体重増加が改善される理由は、代謝が上がるからです。その秘訣は「姿勢」です。

骨盤矯正をすると…

まず、骨盤の位置が正しく変わります、そして、骨盤周りの筋力が安定すると、全身の筋肉をバランス良く使えるようになります。そうすると姿勢が良くなります。そして、姿勢がよくなると、自律神経の働きが良くなります。自律神経の働きが良くなると、内臓機能が改善されるので代謝が上がります。
※自律神経は、脳と脊髄から始まり、各臓器や器官に分布していく神経です。

骨格が歪んでいると、神経伝達ルートが妨げられて自律神経のはたらきが悪くなる原因になってしまうのです。こういった理由で、骨盤矯正をすると体重増加のお悩みが改善していくのです。自律神経については別の機会に詳しくお伝えしますが、頭痛や肩こりが改善したり、胃腸の働きが良くなり便秘が改善、冷えの改善、寝付きの改善などなど、自律神経がよく働くことにより、様々な恩恵を受けられます。カロリーを消費するために、運動することも方法の1つではありますが、育児をしながら運動する時間の確保は難しい面がありますので、まずは代謝を上げることが重要になってきます。

 

自宅で気軽に始められるものの紹介!

出産後に戻らない体重にはいくつかの原因があり、それらの原因を取り除くことが体重を戻すためのポイントとなります。骨盤矯正の他に、自分でできることもたくさんあります。

1.栄養バランスの良い食事を摂る

育児中は食生活が乱れがちです。それによって、体重が落ちなくなっている場合もありますので「栄養バランスの整った食事」が基本となります。適切な量と栄養バランスに気をつけて、痩せる体質を作りましょう。

2.骨盤の歪みをなおす

出産後は運動やストレッチ、骨盤ベルトを使うなどして、骨盤の歪みをなおしましょう。運動内容やどれくらい運動したら良いか迷ったときは、医者に相談や確認をしたほうが良いでしょう。

3.軽い運動やストレッチを行う

運動をして筋肉を付ければ基礎代謝を上げることにも繋がるため、消費カロリーを上げることも期待できます。気軽にできるヨガや散歩がおすすめです。

 

産後の体重増加のお悩みは是非ご相談ください!

出産後に体重が減らなくて焦ってしまいますよね。でも、体重が減りにくい原因と対策がわかれば、安心して対処できます。焦らずにゆっくり戻していくようにしましょう。不安なことがあれば、是非私達にご相談ください。