産後の腱鞘炎の原因と改善方法とは

出産後、慣れない⾚ちゃんのお世話をするのによく使うのが⼿です。

産後 1 ヶ⽉を過ぎた頃からよく悩みが出てくる症状の⼀つが⼿⾸の「腱鞘炎」です。(別名:ドケルバン病)
今回は産後の腱鞘炎の原因と改善のポイント、また、腱鞘炎になりにくくする簡単なセルフケアのご紹介をします。
産後の腱鞘炎の原因と改善方法とは

⼿⾸の「腱鞘炎」の症状は、⼿⾸の「痛み」や「腫れ」です。
特に親指を広げたり、反らしたり、動かしたりすると、強い痛みがでるのが特徴です。
⼿が疲れたな〜、⼿⾸に違和感があるな〜と感じている⽅は⼿⾸の「腱鞘炎」の⼀歩⼿前かも!?しれません。
まずは簡単にできるセルフチェックで「腱鞘炎」になっていないかのチェックから始めましょう。

 

簡単にできる産後の腱鞘炎のセルフチェックのご紹介

産後の腱鞘炎のセルフチェック方法とは

① 写真のように、親指を他の指で包むように軽く握ります。
②親指側を上にした状態から、ゆっくりと⼿を下に向けて下げます。(腕は動かさず、⼿だけ動かします。)
(※この時に、伸ばされた親指側の⼿⾸に強い痛みが出ると、⼿⾸の「腱鞘炎」(ドケルバン病)が疑われます。)

いかがでしたでしょうか?
痛みや違和感がある側の⼿だけではなく、反対側の⼿もセルフチェックしてみると、痛みの⽐較が出来てわかりやすいです。
また、セルフチェックで痛みが出た⽅は、この後のセルフケア⽅法をぜひ試していただければと思います。

 

産後の腱鞘炎の原因は?

産後の腱鞘炎は妊娠・出産によるホルモンの乱れがむくみを引き起こして発症することもありますが、多くの原因は⼿や指の使い過ぎによるものです。
授乳の時や、沐浴の時、⾚ちゃんの頭をしっかり⽀えようと⼿の平を⼤きく広げていたり…
頻回な授乳や⻑時間の抱っこで⼿や指、腕に負担がかかっていたり…
⼼当たりないですか?

産後の腱鞘炎の原因とは

「腱鞘炎」は炎症症状なので、なってしまったら炎症を取る湿布が処⽅されたり、温存療法といってなるべく使わないように過ごすことを指導されるのが主流です。
ですが、なかなかお⼦さんがいる中で⼿を使わないように過ごすなんて難しいですよね…
そこで、毎⽇のケアで⼿⾸の「腱鞘炎」を防⽌できるケア⽅法をご紹介します。
ぜひちょっとした隙間時間にリフレッシュもかねてケア⽅法を取り⼊れてみてください!

 

⾃宅でできる産後の腱鞘炎防⽌ケア⽅法①

簡単にいつでもできるツボ刺激

・合⾕

産後の腱鞘炎のセルフケア方法

多くの症状に使われる万能のツボと⾔われています。
(眼精疲労、頭痛、⾸・肩こり、⾵邪、胃腸の働きの調整、⽣理痛等)
① 親指の⾻と⼈差し指の⾻の真ん中にある三⾓の場所の⼈差し指側にあるツボです。
② 反対の⼿の親指と⼈差し指で①の部分を親指側が上になるように⼈差し指と挟み込んで刺激をします。
(強さは痛気持ちいいくらいで O K)

 

・曲池

産後の腱鞘炎のセルフケア方法とは

胃腸の調⼦を整えてくれたり、腕の痛みや⻭痛の特効のツボと⾔われています。
(その他肌荒れ、肩こり、便秘、腕の痛み等)
① 腕を曲げた時に肘の外側できるシワのくぼみが曲池です。
② 反対の⼿の親指でゆっくり刺激しましょう。
(強さは痛気持ち良いいくらいで O K)
ツボ刺激は強く押したからといって改善が早まるわけではないので、ご⾃⾝が気持ちよく感じるくらいの強さや回数で⾏いましょう!ポイントは毎⽇ちょこちょこ刺激をして、⾎流をよくすることです!

 

⾃宅でできる産後の腱鞘炎防⽌ケア⽅法②

ちょっとした育児の隙間時間にできるストレッチ

産後の腱鞘炎の改善のためのストレッチエクササイズ

① 写真のように、右⼿の親指以外の指を左⼿で握り、腕の内側全体をしっかりと伸ばします。
② 30 秒程ゆっくりと伸ばしていきます。
③ 反対の腕もやってみましょう!
腕全体がじんわり温まってくると思います。
⾎流が良くなった証拠です◎

 

ご⾃⾝で⾏うセルフケアもとても⼤事なケア⽅法の⼀つですが、産後の不調、腱鞘炎に関しては、⾃⼰判断で対処しても痛が⻑引いたり、後々痛みが出てきてしまうことがあります。
弊社では、⼥性の国家資格を持った産後のプロの先⽣がご不調の根本的な解決のお⼿伝いを精⼀杯させていただいております。

ぜひ⼀度プロにご相談ください。