産後のお悩みの一つに「足首の痛み」があります。「なぜ産後にこんなところが?」と不思議に思う方も多い「足首の痛み」、原因と対処法をご紹介します。
<産後の足首の痛みの原因とは?>
妊娠中のおカラダは目まぐるしい変化をしていきます。体重の増加によって関節に負担がかかり、膝や足首に痛みが出ることもありますが、お腹が大きくなるにつれて大きなお腹を支えるためにおカラダの使い方も変化していき、その癖が産後に残っていることが原因の場合もあります。
妊娠中のおカラダの状態を思い出して見ましょう。お腹が重くなってきた頃、何だか股関節が痛いな、違和感があるななんてことはありませんでしたか?腰痛に悩まされていませんでしたか?これらはお腹の重さのバランスを取るために腰を反ることが原因で引き起こされる妊娠中に特に多い不調です。
また、無意識のうちに足の裏の外側でバランスを取るようになり、ぺんぎんのような歩き方になっている妊婦さんもとても多いです。この妊娠中のぺんぎん歩きが産後O脚、産後X O脚、足首の歪みを引き起こし、後々足首の痛みに繋がってきます。
妊娠中・産後のO脚は足首の歪みを整えることで改善が望めます。まずは足首の歪みをチェックしてみましょう。
<足首の歪みをチェックしてみましょう!>
椅子に座って行いましょう!
足首を動かす前に、力を抜いて左右の足首を見ていきましょう。
チェックポイント
どちらかの足首もしくは両足ともに内反気味になっていませんか?
<内反気味になっている場合は外側重心のクセがあります。>
産後の足首は足首の歪みの影響を受け、「背屈」、「底屈」、「外反」と動かしづらい特徴があります。外側重心のクセが残っている方が多いので「内反」は動かしやすい印象だと思います。
いかがでしたでしょうか?
日頃あまり意識をしない足首の動き、動かしづらく感じた場合や歪んでることに気がつけたでしょうか?足首の歪みを改善するのが1番の解決策ですが、その前準備として、ご自身で少しほぐし動きをよくしておくことも大切です。ご自宅ですぐにできる簡単なセルフケアをご紹介します。
<産後の足首痛のセルフケア方法をご紹介>
図のように床に座って行う場合はお尻の下にクッションを入れて行いましょう。椅子に座ってでも行えます。
① 足を伸ばして楽に座ります。
② 左の足首を右の足にのせます。
③ 足の指の間にての指を入れます。(これだけでも足先まで血流が良くなります。)
④ ゆっくり大きく円を描くように足首を回します。(時計回り+反時計回り)
⑤ 特に動かしにくく感じる場所は念入りに行います。
1分ほどゆっくりと動かしましょう。
反対の足首も同じように行いましょう。
いかがでしたでしょうか?
産後の足首の痛みを放っておくと後々慢性的なO脚により膝痛に悩まされたり、骨盤の歪みが改善しづらく不調を引き起こしたりすることがあります。
妊娠中・産後の不調は産後にしっかりと改善することがオススメです。弊社では、女性の国家資格を持った産後のプロの先生がご不調の根本的な解決のお手伝いを精一杯させていただいております。ぜひ一度プロにご相談ください。